インタビュースタッフインタビュー

川村産婦人科医院  理事長 川村真先生
Vol.1 川村産婦人科医院 理事長 川村 真
「安全な出産とは何か」
当院のような小さなクリニックでも十分に安全な分娩ができます。
僕が考えるクリニックでの安全な管理とは、異常や急変が生じたとき、いかに適切に対処して、速やかに大きな病院と連携することができるかだと思います。
インタビュアー

こんにちは。岩瀬です。

今回から【川村産婦人科スタッフ インタビュー!】と題して
川村産婦人科のスタッフへの突撃インタビューの内容を掲載していきたいと思います。

記念すべき、第一回目は・・・もちろんこの方♪川村産婦人科医院  理事長 川村真先生です!
インタビュアー
「先生、よろしくお願いいたします」
川村 真
「はい、よろしくお願いします」
インタビュアー
「なんだか改まった感じで緊張しますね(笑)」
川村 真
「何聞かれるんだろう。こわいなぁ。。」
インタビュアー
「怖がらないでくださいー。いろいろお聞きしますが大丈夫です(笑)
では早速ですが、産婦人科の先生は一般的な病院と違って、いつ、どこで呼び出されるかわからないですよね」
川村 真
「そうですね。赤ちゃんが生まれる時間は決まってないですからね」
インタビュアー
「24時間いつ呼び出しされるかわからない生活は大変ではありませんか?」
川村 真
「確かに大変な仕事ですが、赤ちゃんが無事に産まれて、お母さんやご家族が喜んでおられる様子を見ていると、不思議と元気が出てくるんですよ。
川村産婦人科は昭和49年に私の父が設立した診療所です。ちょうど僕が3歳のときです。
クリニックと同じ建物内に高校卒業(正確には浪人時代)まで過ごしていました」
インタビュアー
「えー!同じ建物で住んでいたんですか?」
川村 真
「そう、当初2階建ての建物で、1階の南側部分に一家で住んでいました。
ドアの向こう側が外来でした。小学生の時に3階建てに増築して、3階に引っ越しました。
だから、小さいころから夜間でも休日でも外食中でも呼び出されて働く父の姿をみていたので、“医者というのはそんなものだ”と 自然と身に付いたのだと思います」
インタビュアー
「診療されていて、喜びを感じる瞬間はどんな時ですか?」
川村 真
「診療していてうれしく感じることは、月並みですが、地域と密着していることを実感できることです。
妊婦さんが「私ここで産まれました」とか、「ここに来るのは娘を産んで以来20年ぶりです。きれいな建物になりましたね。大先生はお元気ですか?」など声をかけて頂くことは診療をしていて大変うれしいものです。
最近の楽しみにしているのは、親子3代当院で分娩してくれる人が出てきてくれること でしょうか。41年経ちましたのでそろそろ出てきてくれてもおかしくないですね。
最近はご年配の方に「周りが若い人が多いので来るのが恥ずかしい」と言われてしまうことが時々あります。これだけは声を大にして言いたいです!
「当院は分娩だけではなく思春期、性成熟期、更年期、そして老年期まで女性の一生のかかりつけ医でありたい!」と常々思 っていますので、恥ずかしがらず受診してください!」
インタビュアー
「どういうクリニックを目指していますか?あ、私はもちろんわかってますけど、患者さまに知っていただくためですから!」
川村 真
「えー 本当はわかってないんじゃないの(笑)?
当院は「安全・安心・快適なクリニック」を目指してスタッフと共に日々頑張っています。
その中でも特に「安全」がもっとも大切だと考えています」
インタビュアー
「ホームページに載っている先生のごあいさつ文の中にも「地域の皆様のために安全で質の高い医療を提供することを第一に考えております。」とありますね。」
川村 真
「はい。当院では「安全」への取り組みを重点的に行っています。具体的には2つです。
先ずは新生児蘇生法(NCPR)です。
これは、産まれてきた赤ちゃんが十分に元気ではない場合、また危険な状態の時に、どのような手順で蘇生(元気に)していくかを示す手順のようなものです。
全国的に講習会が開催されていて、僕自身はもちろん、当院の助産師・看護師は全員専門コースの認定資格を取得しています。
インストラクターになったスタッフも2名おり、院内で継続的にトレーニングを)行っています」
インタビュアー
「もうひとつは何ですか?」
川村 真
「もうひとつは、京都産婦人科救急診療研究会が行っている「京都プロトコール」です。
これは、妊婦に異常があった場合、特に急変した場合の対処法で、最終的にいかに良い状態で高次病院へ搬送するかを示すものです 。
僕の尊敬する先輩医師が主体になって作り上げたものなんですよ。
この京都プロトコールを当院でも導入をし、僕を含め、スタッフの複数名がトレーニングを受けています。助産師の数名はインストラクターを取得しています」
インタビュアー
「川村産婦人科のスタッフは学ぶ機会を多くいただいていますね」
川村 真
「そうですね。みんな熱心に学んでくれています。
今、産婦人科クリニックのするべきことは、昔のように難しいことでも、1から10まで何でも頑張って抱え込むことではないと思っています。
お母さんや赤ちゃんに異常が起こってしまった場合に、いかに適切に対処して、速やかに大きな病院へ送り、そちらの先生と連携していくことが大切です。
その点で、高槻市には大阪医大と高槻病院という、しっかりした病院があるので、安心してお任せすることができています」
インタビュアー
「地域のクリニック、病院、大学病院が連携してお母さんと赤ちゃんの命を守る体制が作られているのですね」
川村 真
「患者さんの中には「安全を重視して大きな病院でお産をする」という選択があります。
しかし、当院のような小さなクリニックでも十分に安全な分娩ができます。
これは大きな病院での安全と少し違っています。
僕が考えるクリニックでの安全な管理とは、先ほどお話したように、異常や急変が生じたとき、いかに適切に対処して、速やかに大きな病院と連携することができるかだと思います」
インタビュアー
「異常や急変が生じたときの適切な対処がとても重要ですね」
川村 真
「そうです。当院のスタッフはお母さんや、お腹の中の赤ちゃん、あるいは産まれてきた赤ちゃんに異常が見られた場合の対処方法をしっかり勉強しています。また、高槻市は他の市町村よりも大きな病院のバックアップ体制が大変しっかりとしています」
インタビュアー
「最近は「妊婦のたらいまわし」という言葉がマスコミを騒がせていますが・・・」
川村 真

「高槻市において産婦人科領域では全く問題にはなりません。
当院とバックアップ病院との特徴として、理由は3つ挙げられます。
まず、産科も小児科も満床や多忙などの理由で断られることは(特別な状況以外は)ありません。満床でも多忙でも何とかして受け入れてくれます。

次に、高槻病院でも大阪医大でも、当直している産婦人科の先生に直通の電話(回線)があります。以前は、病院の代表電話にかけると、病棟の看護師につながって、そこから初めて当直の先生につながるという流れで、時間がかかりました。
現在は、クリニックの医師から担当医師へ直通つながりますので、大幅な時間短縮になりました。最後に、消防署もすぐそばにありますので、救急車を要請してから早い時で10分少々で病院に到着できます。
インタビュアー
「とても恵まれた環境ですよね。高槻市に住んでいてよかったと思います」
川村 真
「そうですね。当院ではかなり恵まれた環境で診療ができていますので、クリニックでも十分に安全な分娩が可能です」
インタビュアー
「安全についての取り組み、とてもよくわかりました。ありがとうございます。
最後に、先生が患者さまに「これは伝えておきたい!」というものがあればぜひ、どうぞ!
「安全・安心・快適な川村産婦人科」の“安心・快適”の部分でお願いします」
川村 真
「当院では全室個室になっていますので、余計な気を使わず安心してお過ごしいただくことができます。院内も清潔に保たれており、何よりも食事がおいしいです!自信を持っておススメできます!」
インタビュアー
「先生もお昼ごはんは患者さまと同じ食事を召し上がってますよね」
川村 真
「だからこそ、絶対の自信を持ってオススメしています。僕が作ってるわけじゃないですけど(笑)
“患者さまが自分たちの家族だったら”という思いで、これからも安全・安心・快適な川村産婦人科医院を追求していきます」
インタビュアー
「先生ありがとうございました!」
川村 真
「はい。ありがとうございました」
先生の「安全」へのこだわり。熱い気持ちをお届けできましたでしょうか。
次はアノ方に迫りたいと思います!!
お楽しみに♪

川村産婦人科 〒569-1031 大阪府高槻市松ヶ丘1丁目1番1号 TEL 072-687-7557/FAX 072-687-7887